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下鴨神社と糺の森



さて・・・、お嬢チャン方で賑わう晴明神社を出て、大通りを北上。
するとすぐ、もうその先に見えている交差点、ここで再びバスに乗って、出町柳町で下車です。
バス停で降りてから、賀茂川と高野川の交差する場所からてくてく・・・、と、十分ほど歩きます。

目的の神社は、この二つの川の間に挟まれているのです。
入り口を入ってすぐ、前方に一直線に続く参道の両脇は、緑深い森に覆われています。これが糺の森です。
でも、まず先に入り口からすぐ左手、「河合神社」に寄り道です。
ここは蹴鞠・・・つまりサッカーJリーグのシンボルマーク、八咫烏(やたがらす)が祭られていると同時に、「方丈記」の鴨長明とゆかりの神社でもあります。
境内には、鴨長明が住んだ庵が再現されています。
「方丈」とは、当時の長さの単位、一丈(約三メートル)四方・・・、つまり三メートルの長さの四辺からなる正方形・・・の大きさの小屋ってことです。
中は狭いながらも、琴あり、琵琶あり、仏画あり・・・、机もあったりしてちゃんと人が住める様子です。(まあ、再現とはいえ、かつてはこの形の家に、本当に住んでいたんですものね)
脇には、小さな資料館もあります。
中味はほとんど全部、鴨長明ゆかりの品。彼の肖像画だったり、方丈記の写しだったりしました。
方丈記ファンの人でしたら、きっと楽しめるはずです。



さて、再び森の中の参道に戻ります。
一直線の道が伸びている参道は、上も深い木々に覆われて、なかなか神秘的な雰囲気です。
人もほとんど通っておらず・・・と、思いきや、ここでなにかドラマの撮影中です。
「ちょっとすいませーん」
などと、スタッフに通行を止められ、ワンシーンの撮影が終わるのを待つ事に(−−;)

森の中を、日傘をさして中年の和服女性が歩いてきて、「・・・・・・」無言で会釈する・・・。
ってだけのシーンです。
簡単なシーンなので、あっと言う間に取り終わって「はい、どーも」と、スタッフに見送られて前進再開です。



森が開ける頃、森を整備して保存しよう・・・とゆー場所がありました。
ここは本来小川が流れていたようです。
やはり、人の手が加わらないと、なかなか自然が保てないのは、少し寂しいことです。
森がきれた所で、左手に「相生社」と連理の賢木がありました。
ここはじっくりと後からお参りする事にして、先に進みます。

さて、ここが下鴨神社です。


ここは世界遺産でもあります。
正式には、賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)といい、京都でも最も古い神社の一つです。
賀茂建角身命(かもたけのつぬみのみこと)と玉依姫命(たまよりひめのみこと)が祭神です。
この先、更に北上した所にある、上賀茂神社はこちらの神社はこの玉依姫命の息子、別雷命(わけいかずつのみこと)が祭神なので、親子関係なあるというわけになります。
ご利益は、無病息災、疫病退散、安産、育児、縁結び、夫婦和合。
必要なご利益ばかりです。

五百円を払うと、こちらの「大炊殿」(おおいどの)と鴨長明資料館がセットで見られます。
すでに鴨長明資料館は見ているので、こちらでは拝殿の西側にある大炊殿を見ることに。
まずは本殿に参拝してから、さて・・・と思ったところ、
団体客が出るまで、少し待って下さい・・・。
との、神主さんの言葉で、さらに本殿の前にずらりと建てられた言社(ことしゃ)と呼ばれる干支の守り神にお参りします。

少し待つと、ぞろぞろと団体客の皆さんが出てきました。
静かになった所で、じっくりと見学です。

大炊殿は、神様のご飯を作る場所です。
つまり神社の台所。
入ってすぐに井戸があって、周囲は薬草とカリンの古木が植えられています。
薬草園の中心部は小さめの建物で、中には大きな釜戸などがある台所・・・というつくりです。
その横の御車舎では、「葵祭り」の特別展示中でした。
雑色の着物と、斎王の十二単などが展示です。
やはり・・・、身分の低い雑色の着物と、身分の高い神主さんの着る着物とでは、生地の室から染めの丁寧さまで、見事に違いがあって・・・(−−;)
やっぱり、身分制度の社会では、着るものからして激しい落差があるものですねー。

さて、再び本殿を出た所で、相生社に参拝です。
ここには、もともと二本の木だったものが、上に行くにつれて一本に合わさってしまったという、連理の賢木があります。
この木が枯れると、また糺の森の中に次世代の連理の賢木が現れる・・・というわけで、今は四代目になっているそーです。


このすぐ横の社務所では、「源氏おみくじ」という、十二単のしおりの形をしたおみくじが人気です。
そーいえば、糺の森の木にもこのおみくじが結び付けられていましたが・・・、もとが着物の形どっているものなので、まるでヒトガタのよーで、なかな(^^;)
やはり、おみくじは「ここに結んでいいよ」という場所に、結ぶのが良いですね。
木のためには・・・妙な場所に、勝手におみくじで縛られるよりは・・・ねえ。
この相生の社でお参りしようとしましたら、先客がいました。
若いお兄さんです。なにやら熱心にお参りしてますが・・・、縁結びの神社といえども、女の子の専用ではないのですねー。
先客の後から、ゆっくりとお参りしました。



参拝して・・・、時計を見ると十二時をすでに大きく回っていました。
時間的にお腹もすいてきました。
ぐう・・・(−−;)

と、いうわけで、近くの賀茂みたらし茶屋に向かいます。
みたらしだんご発症の地に来て、みたらし団子を食べないわけにはいきません(^^)
なにしろ、こちらはミ−様ご推薦のお店です。きっと美味しいに違いありません。

と、入りますと・・・。
時間帯のせいか、お客さんもまばらな、とても小さなお店でした。
あとから男子高校生の団体が、ぞろぞろ・・・とお茶しに来るあたり、地元のお茶どころって感じで素敵です。
もちろん、オーダーはみたらし団子。
焼きたてで暖かくて、かなり美味しい一品でした。
「お持ち帰り・・・は出来ますか?」
家人にも持ち帰りたくて聞きましたが、「うーん、焼きたてが一番だからねー。暖め方についての説明紙・・・もあるんだけど、お宅、炭はある?」
・・・ないです。調理は都市ガスを使っているもので(^^;)
お香用の炭じゃ・・・ですものねー。
という訳で、おみやげには栗の入った大福を買いました。
炭火焼きにコダワリ・・・さすが、京都ですわ。

時間は既に一時を回っています。
京都駅の方面に戻らなくてはならない時間が近づいていました。
もうこの日の夕方より前には、新幹線で関東に戻らなくてはならないのです。
お店の方が親切に、近くのバス停について教えてくれました。
新幹線の時間まであと、二時間ほど・・・。

ここまでで、しおりの予定は消化しました。
あとは残り時間をいかに有効に使うか・・・です。
ふふふふふ・・・。来たからには、やるだけやってから帰らなくては・・・なのです(^^)


器からして、風流なみたらし団子です(^^)
美味しかった・・・(///)


2002年11月日6 午後 11:07:38


次回は、風俗博物館です。