2003.11
in 台北
お茶を求めて三千里・・・?
「お茶がない・・・・・・」
事態は深刻でした。
お茶・・・。
日本茶、緑茶、ウーロン茶、ジャスミン、紅茶、チャイ、ハーブティ・・・。
入手しようと思えば数々のお茶が、うなるように売ってる昨今ですが・・・。
求めているのは、ウーロン茶。
烏と龍で、烏龍茶。
なら、コンビ二のペットボトルで手に入るじゃん。
それはそーなのですけども・・・。
はっきり言って、おいしい烏龍茶は、ペットボトルのあの飲み物とは別物の味がします。
お茶も品質はピンキリで、ある程度ランクのお茶を求めようと思うと・・・、
これが中国茶の場合、はっきり言って入手困難です。
いえ、茶芸館はちまたに増えていますし、中国茶を扱うお店も多いのですが、
飲んだ瞬間、口中に残る馥郁たる香り。
舌になじむ、豊かな滋味・・・。
油物と一緒に飲んだ際の、見事なまでの爽快感。
この条件に、「庶民であっても、お手軽に買えるお値段」
を付随させますと・・・。
はっきり言って、中華街に行っても、デパートに行っても、まずめったにこの条件を全て満たすお茶には、
めぐり会えないのです。
さらに「試飲」してから購入。
のスタイルが当然のように通っている中国や台湾。
それに比べてわが国の場合、
「試し飲み・・・?そんなことさせてませんよ。安いお茶っ葉なら、飲ませてもいいですけど」
なのが普通の購入方法。
そんなわけで、このお茶、おいしいかな?
そう思っても、実際に買ってみないと求める物か否かが分からないのです。
某・大手有名デパートですら、
たった25gのわずかな分量で、1200円という法外な値段をつけていたりしまして・・・。
まさに清水の舞台から飛び降りる心地で買ってみても、ほぼ99%の確率で、
「こんな高い値段なのに、この程度の味なの?(@@)」
と、激しく期待を裏切られる事請け合い。
中国や台湾にさえ行けば、安価で良質なお茶が手に入るというのに。
私の生活圏内では、なかなかめったにおいしいと感じるお茶にめぐり会えない現実なのです。
贅沢してないで貧乏人らしく、手に入るお茶を飲んでればいいじゃない・・・。
はい、そうです。
その通りです。
それは分かっているのですけども・・・、
今日も一日、神経使ったお仕事がようやく終了。
通勤ラッシュの混雑にもめげず、
夕食の支度の買い物を急いでして、
重い足ひきずって帰ってきた我が家。
家族の中では、一番早い帰宅なので、まだ家の中は誰もいません。
シン・・・と静まり返った部屋に、明かりつけて。
さあ、この後、お腹すかして帰ってくる家人のために、手早く食事を作らなきゃ・・・。
なんて、こんな時。
高価ではないのだけれど、使い勝手のよいきれいな湯のみ。
これに中国茶を一掴み、直接放り込んで、
沸かしたてのあったかーいお湯をなみなみ注いで・・・。
ちょっと蓋して、味が抽出されるころあいを見越して、
さあ、蓋を開けてみましょう。
その途端・・・、鼻腔いっぱいに広がるさわやかな香り。
一口、口に含んだ際、五臓六腑に染み渡る豊かな味わい。
「ほっ・・・」
なんて、我知らず肩の力が抜けた、幸福のため息がもれること請け合い・・・なのです。
あくまでも、おいしいお茶っ葉があれば得られる、日常の中の小さな幸福。
中国茶のおいしさにすっかりはまり込んだ末にエッセイまで発行してる、渡辺まりなの気持ちが、よく分かる瞬間です。
飲んでみないと分からない味・・・ではあるのですけどもねー。
そのお茶がきれて・・・しばらく経ちました。
本当でしたら、一月あたりに北京に行って、買出しをする予定だったのですが・・・。
はい、今年世界を震撼させた脅威の病原菌 サーズ。
中国では非典型肺炎(略して非典)なんて呼ばれている新型肺炎。
これの大流行のため、ビザと飛行機のチケットをとった段階で、
泣く泣くキャンセルするはめになったのでした。
もちろん、この病原菌で大打撃を受けた各方面の方々に比べれば、
「お茶が飲めないくらいでガタガタぬかすんじゃねぇ」
なのは分かっているのですけどもねー(;;)
あの災禍が二度と起こらないように祈りながら・・・。
年も押し迫った11月の半ば。
「やっぱり、今年も行こうか・・・台湾」
留学時代の元・ルームメイト 寝虫嬢と、毎年恒例の台湾行きを、いきなり決定することにあいなりました。
例年であれば、こんなに押し迫った期限で、安価なチケットなど入手できないはずなのですけども・・・。
今年は、ものすごくチケットは取りやすい上に、例を見ないほど安いんです。
そんなわけで、今年もやって来ました成田です。
今回の飛行機は、午後一時のフライト。
お昼ごはんは、機内でちょっとお遅めで食べるかなー?
それとも、何か軽く食べておく?
なんてお話しながら、ふと、足が止まりました。
「何じゃ、こりゃあ・・・?」
有名俳優の名台詞が口を突いて出ました。
成田新東京国際空港。
いつもだったら、世界各国の人々が行き交う大型空港。
そのフライト待合室が・・・。

めっちゃ、閑散としているんです。
人がまばらなので、ものすごく見晴らしがいいあたり・・・。
こんなに空港が空いている光景、今まで見たことなかったです。
アクト2へ続く・・・