アクト3
ない・・・お茶屋さんが、いないー(><)
龍山寺周辺の夜市は、「華西待夜市」といいます。
花町だった周辺と、神社仏閣の門前ゆえの、仏具やさん。
そして、薬草屋さんが多く軒を連ねた町です。
さて・・・。
旅の安全祈願も終えた所で、夜市で腹ごしらえ。
屋台で何を食べますかねー・・・と、ふらりふらりと歩きます。
時刻は夜の七時頃。
夜市のピークは深夜12時ですから、まだまだまだまだ宵の口。
でも・・・、やっぱり夜市は人が多いです。
だだ、気になるのは観光客らしき姿がほとんど見えないこと。
すれ違う人はみなさん地元民のようです。
なにより・・・金髪碧眼の西洋人の姿も見られません。
やっぱり・・・、活気はいまいちなのでしょうか?
去年までやってた、マイクで大音量のスピーチしながらお客さんたちの前で蛇をさばいて、
食べさせるレストランも恒例の蛇解体ショーをやってません。
サーズの感染源では?
なんて噂のでた、
「ハクビシン」もこのレストランの前から姿を消してます。
もちろんまだこの食材、チャレンジしたことはないのですが・・・。
ジャッキーチェンの映画「ポリスストーリー3」(中国題では「警察故事3」)では、
広東地方でよく食べられる野生動物・・・として、紹介されている動物ですが・・・。
蛇屋さんで出るメニューだから、きっとめじゃーではないはず・・・(−−;)
そんなこんなで、
人出は多いのですがなんとなく・・・、静かな夜市なのでした。
それはともかく。
士林夜市と比べて、物価も高いし出店数も少ないこの夜市に来たのは、
単にホテルから近い・・・という理由だけではないのです。
目的は、お茶。
烏龍茶。
この夜市には・・・、いっつも決まった場所に屋台を出している
お茶屋さんがいるんです。
ここのお茶・・・、もう毎年通い詰めているほど、毎回買っているんです。
どうしてって、すんごく美味しい上に、とってもリーズナブルなんです。
すんごく可愛い若妻と、大川工業のようなお兄さん夫婦が経営するお店。
二年前、お腹の大きかった奥さんは、どうなったかな?
去年は子育てが忙しいのか奥さんは、姿は見えなかったけども。
赤ちゃん、もう大きくなってるかな?
そんな事を考えながら、
何より先にそのお店を目指して歩いたのですが・・・。
「・・・・・・・・・・・・いない」
いつもの場所に、お茶屋さんの車がないんです。
トラックの荷台にたくさんのお茶を乗っけて、いつも同じ場所で売っているのですけども・・・。
「場所、間違えたかな?」
「もう少し、先に歩いてみる?」
「う・・・ん」
てくてくてくて・・・。
CD、アロマオイル、生活雑貨から腕時計、おもちゃ、今川焼き、杏仁茶、
くつ下屋さんに、腐豆腐屋さん・・・。
「・・・・・・・・・ない。いないよぉっ」
「だよね・・・。いつもはあの、茶器売りのおじさんの隣で店出してるはず」
「・・・・お茶屋のお兄ちゃんが、いないいぃっ(;;)」
「お、落ち着いて。大丈夫だよ・・・どっかにいるよ」
「でも、いないー(><)」
お店が儲かってお金持ちになれて、それでもってどっか別の場所にちゃんとした
お店でも出したのでしょうか?
結局・・・この日、お茶屋さんのお兄さんを見つけることはありませんでした。
他にも数店舗、お茶のお店はあるのですけども・・・。
やっぱり慣れたお店の方が、なんとなく安心感があります。
値段と、お店の人の人柄と、売っているお茶の品質。
知っている方のが、買う上では心強いんです(;;)
嘆きつつもとりあえず、小腹が空いたので「胡椒餅」の看板を見つけて立ち止まりました。
練った小麦粉に胡椒を入れて、ネギと豚のひき肉を包んでこんがり焼いた
日本でいう所、信州の名物「おやき」みたいな食べ物です。
中国本土で言うと、「焼餅(シャオピン)」にそっくり。
一個30元、つまり3かけて日本円では90円です。
「一個くださいなー」
と、小銭を掴んだところ。
「まだ焼けてないのよ」
屋台のおばさんがかぶりを振りました。
そう、夜市ピークの時間より少し前。
夜市はまだこれから出店準備をする屋台も多いんです。
「焼けるまでにどれくらいかかります?」
「20分はかかるねー」
「あう(;;)」
仕方ないので・・・、近くにあった屋台で、「葱餅」を買いました。
こちらは・・・、卵と長ネギの入ったクレープ・・・みたいな食べ物です。
やっぱり一つ30元。
好みでおたふくソースみたいに甘いソースか、コチュジャンのように辛いソースをかけて食べます。
甘ソースをかけて、紙袋に包んでもらってハフハフ言いながら食べ歩きします。