遥かなる台北
その2
士林の夜市から帰り道・・・。
ホテルのある地下鉄・龍山寺駅に降り立つと・・・、いきなり外はどしゃぶりの大雨だった・・・(^^;)
さっきまで晴れていようが、突然雨が降って、突然やむのが台北・・・。
とはいえ、きっちり油断していたので、傘はホテルのバックに置いてきてある。
濡れて歩くには、排気ガスがいっぱい溶け込んだこの国の雨・・・出来ればかぶることは避けたいわけで・・・。
駅の構内にとって返して、コンビニでレインコートを購入。
30元(102円)
頭からずっぽり黄色いコートをかぶって、見るからに「怪しい人」になりつつ、夜の龍山寺に繰り出します。
この付近は、お寺の近くなので仏具屋さんの通りや、薬草ばかり売っている漢方屋さんの通り、そして華西街の夜市があります。
夜市から夜市へ・・・(^^;)
渡り歩く私たちです。
ちなみに士林の夜市の方が、物価は安いですし、若者・家族向けでかなり健全な雰囲気なのですが・・・。
華西街の方は、この近くに以前には公娼地帯(政府公認売春宿)があったなごりでかなり怪しい感じです(^^;)
夜市の中には「精力絶倫」をうたい文句の蛇の生殺しレストランや、ワシントン条約は・・・?と思わせる珍獣・ハクビシンを食べさせるお店、いわゆる大人のおもちゃ・・・なんて危ないものを売る店・・・なんかもあるのです。
普通に大通りを歩いている分には、夜中でも外人である日本のお姉ちゃんが歩いていても、それほど危険はないのですけどねー・・・。
まあ、あくまで横道にそれなければ・・・です。
さて、今日はたくさん歩いたので、かなり足は疲れています。
はい・・・こうなれば、恒例「足ツボマッサージ」に行かねばなりません(^^;)
と、いうわけで、夜市の中にある一件に飛び込みです。
時間は40分で400元(1360円)
まずは下の写真のような桶に、漢方薬を入れたお湯をはって、足を五分ほどつけて暖めます。
それから、椅子に座ってマッサージなのですが・・・。
今回、マッサージをしてくれたのは、台湾の言葉「びんなん語」を喋るお兄さん。
ビンロウと呼ばれる、口が真っ赤になる合法ドラックを噛んでは、ぺっと、横のゴミ箱に吐き捨てながらのマッサージです。
おいおい(^^;)なのです。
ちなみにこのビンロウ。
椰子科の植物に、石灰を混ぜて噛むのですが・・・。
噛むと軽い覚醒作用がありまして、常習性があるので噛なまいと禁断症状も起こるとか。
売り子は、街中では普通にタバコのようにおばちゃんが売っていますが、ひとたび長距離道路に出ると、下着のよーな薄物の衣装でコスプレした若いおねーちゃんが売ってます。
要するに男の人用・・・な合法ドラック・・・らしいです。
噛むと口が真っ赤になるので、とてもではないですが、トライする気にはなれないので・・・(^^;)
味の方は不明です。
マッサージしながら、ビンナン語訛りの北京語でお兄さんと会話してみますと・・・。
「どっからきたのー?」
「日本」
「いつきたのー?」
「今日」
「どこ行ってきた?」
「士林の夜市」
「何食べた?」
「・・・(から揚げの名前が出てこないので、とりあえずデジカメを起動。写真を見せて・・・)」
「ああ、これ。美味しかった?」
「うん」
「いつ帰るのー?」
「明後日」
「じゃあ、明日はどこいくの?」
「まだ予定は未定」
「なら、僕が車だすから、明日一緒にドライブしよーよ。台南までだって、連れて行ってあげるよ台中もいい所あるし」
「・・・やめとく」
「どうして?一緒に出かけると楽しいよー?」
「でも、いい。寝虫と二人で旅行するから」
「いいだろー?僕が一緒でも。行く、行かない?」
「行かない」
「行こうよー」
「やめとく」
(もう会話はいいから、マッサージをちゃんとやってくれ〜@@)
いえ、親切なお兄さんなのですね・・・きっと。
見ず知らずの外国人の運転手役を買って出るのですから・・・。
でもやっぱり、ビンロウで真っ赤になった口でニヤリ・・・と微笑まれると、ドライブに行く気にはなれないのでした・・・(><)
帰り道・・・。
薄暗い道の端に、見るからに怪しく着飾ったお姐さんたちがたむろしています。
中国の経済特区のシンセンなどでよく見かけた夜道に立つ売春婦です・・・(@@)
「去年までは、このあたり、こんなに不健全じゃなかったよね?」
「・・・そーだね。大きい警察署の近所なのに・・・(滝汗)」
見ると数百メートル先には、警察署の大きな建物がバッチリ見える場所なのです。
台湾通い三年目にして、ようやく目につきはじめたこの土地の暗部でした・・・。
いえ、こんな時間まで女二人でうろついている我らの行動が模範的でないのですけども・・・。
お店を出て・・・、時刻は十一時少し前。
夜市でチャイナちっくなTバックの下着など見て笑いながら・・・、帰路につきました。
そして・・・。
麒麟ホテルに到着。
隣にはコンビ二があって、便利な所なのですが・・・。
部屋のキーをもらう時、ふと気がつきました。
「明日の朝食のミールクーポン・・・もらってないよね」
今回のチケットは、朝食だけ食事がついているのです。
でもチェックインの時にはもらっていませんでした・・・うっかりしていた(滝汗)
チェックインの際に、ちゃんと確認をとらなければ、いいようにあしらわれてしまう・・・という鉄則をすっかり忘れていたのでした。
とはいえ、このまま「そうですか」と引き下がるわけにもいきません。
で、フロントにおじさんに交渉したところ・・・。
「君たちのチケットに、食事はついていない」
と、北京語であっさり返答。
「ついてます」
「ない」
「そんなはずはないっ!」
ここで、相手は外国人だし・・・言葉は分からないし・・・なんて弱気に泣き寝入りするほど私たちは「か弱い乙女」ではないのでした。
とりあえず中国大陸で一年だけとはいえ、生きてきた経験で「こちらの意志を曲げたらおしまい」ってルールが体にしみついてたりするのです。
(たとえ言葉が分からなかったとしても、やっぱり日本語でその時は騒ぎ立てる必要があります。中国語が分からなくても、この手のトラブルに巻き込まれたら、ちゃんと交渉しましょう)
と、いうわけで反撃開始(^^;)
夜の人影も少ないロビーのフロントに陣取り、ひたすら怪しい中国語でまくし立てました。
「私たちは、すでに日本で朝食つきの契約で支払いを済ませている!」
「でも、キミたちのチケットにはそのように書いていない」
「ちゃんと調べてください」
チケットを差し出して見せる寝虫嬢。
「えー・・・(めちゃくちゃ面倒そうに、読みもしないで難儀を示す)」
「調べてください(じと目)」
「・・・(しぶしぶ)ない」
「あります(ここに『朝食つき』書いて文字はなに?)」
「・・・・・・(読みたくない。無視しちゃおうかなー・・・この日本人。と言わんばかりな表情)」
この時点で時計を確認。
時刻は十一時を十分ほど。
おじさんにだんまりを始められると、交渉は中断してしまいます。
このおじさん、こんな態度で本当にフロントマンなのか?との疑問は、この際中国文化圏では愚問です。
一歩日本を出たら、そこで我が国の「常識」はまったくと言って通用しないもの。
郷に行っては郷に従え。
と、いうわけでこの国の流儀の通り、腰をすえて交渉します。
もっとも、本土に比べて台湾は格段に「サービス」の概念が普及しているはず・・・なのだけども。
寝虫とその場で作戦相談。
現地係員の李さんは、24時間直通の携帯を教えてくれたな・・・。時間は遅いんだけど・・・、24時間okのお言葉に甘えますか。
「この電話番号で、添乗員の李小姐(李お嬢さん)に聞いてください」
「・・・・・・(しぶしぶ)」
というわけで、李さんに電話すると・・・。
「え゛・・・朝食つきなの?・・・・・・・・・ちっ」
と、いう様子で、おじさんはようやっとミールクーポンを出したのでした。
ああ、ぐったり・・・(^^;)
翌日、朝食を済ませて、とっとと、違うホテルにチェックインしました。
今回はちゃんとミールクーポンが初めから渡されました。
でも、まだお部屋の掃除が終わっていない時間なので、フロントに荷物を預けて出発です。
昨日の一件があるので、麒麟ホテルよりリバビューホテルのフロントの人がものすごく親切に見えます(^^;)
こちらのホテルは、麒麟からタクシーで10分ほど。
身寄り駅は地下鉄「龍山寺」の隣、「西門」駅になります。
西門は原宿とか、渋谷系の若者の町・・・になります。
駅までの道には、コンビニがいっぱい。
本当に台北は東京とかわりません。
地下鉄に乗って、とりあえず、寝虫嬢の好きな「WACHI FILED」のお店の台湾支店に行く事にしました。
最寄り駅は「忠孝敦化」です。
裏路地の風景・・・。
台北はゲンチャリと屋台がたっぷり路上放置です。
さて、駅から十分も歩かないうちに、目的地に到着。
でも・・・、まだ開店していないのです。
「ドアに、12時開店ってあるけど」
「今は・・・、11時30分か・・・。少し待てば開店だけど、まさか定休日?」
「・・・・・・」
とりあえず、近所のデパートをぶらついて時間を潰しました。
デパートに入ると、百円ショップがありました。
ダイソーです。
全部商品は日本で売られているものと同じ。
値段は、50元(170円)
・・・高いです(^^;)
そして、12時30分・・・。
お店に行くと、やっぱり閉まったままです(−−;)
仕方ないので隣の美容院の前で、暇そうにタバコをふかしている金髪のお兄さんに訊きますと・・・。
「だいたい・・・いつも1時すぎに開くみたいだけど?」
との事。
12時開店と書いていても、1時過ぎに開店・・・。
夜市だと、なぜこんな遅くまでこんなたくさん人が・・・?と思うほど宵っ張りな台湾。
まあ・・・あれだけ夜が遅ければ、これでも当然なのかも(^^;)
んで、コンビ二に入れば、やっぱり日本と変らないおにぎりとサンドイッチ・・・。
韓国のソウルもそーですが・・・。
やはりここら辺は、日本と一緒で変り映えがありません。
中国本土に行くと、また雰囲気ががらりと違うのですけどねー・・・。
暇なので、近所の路地をふらついてみます。
高層住宅街の雰囲気がなんだか、香港っぽいです。
そしてお店の前で待機。
結局、お店が開いたのは、1時過ぎでした(@@)
そして・・・売っているものも、日本の同じなわけで、値段は割高(^^;)
ふっ・・・。どうせでしたら、台湾限定品がほしかったです。
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